川越の仙波町にある長徳寺に参拝してきました。
長徳寺はかつて仙波氏が支配した館跡と推定されており、川越市指定の史跡でもあります。
この記事では、御朱印・アクセス・駐車場など、長徳寺について参拝前に知りたい情報をご紹介しています。
この記事の目次
長徳寺の歴史
川越の長徳寺は天台宗の末寺で、『新編武蔵風土記稿』によれば「永正甲戌(1514年)天台沙門實海」 の名が古い過去帳に残されているそうです。
境内には土塁と堀が残されており、「堀の内」という地名があることなどから、仙波(せんば)氏の館跡と推定されています。
長徳寺については「武蔵野歴史地理」に次のように記されています。
氷川社の北方数町を離れて寺院長徳寺がある。此の寺は天台宗、小仙波喜多院末、冷水山浄土院と号する。開山は慈覚大師と云へる。 古過去帳の序に「永正甲戌仏涅槃天台沙門実海」と記してあったともいへば、或は星野山諸院と同じき古寺であろうか、 元禄十五年十二月十六日仙波東照宮正遷宮祭の時高家戸田中務大輔氏興は将軍名代として来り詣で、其の夜此寺に一泊した。
武蔵野歴史地理
長徳寺の見どころ
門
早速、長徳寺にやってきました。
門の隣には傳教大師(最澄)の像があります。
門の周りには他にも格言が刻まれた石碑や史跡の案内などがあるので、境内に入る前に確認してみてください。
本堂
こちらが長徳寺の本堂です。
境内はとても静かで、大きな本堂の側に行くと自然と厳かな気持ちに浸れます。
お賽銭箱は外には無く、扉の隙間から納めます。
その際に中の御本尊も扉の隙間から少し拝めたのですがとても美しかったです。
水子地蔵菩薩
長徳寺の境内には水子地蔵菩薩と、その隣には千躰地蔵尊が祀られています。
川越観音堂
長徳寺の門から外に出て、坂を少し下ったところに「川越観音堂」があります。
川越観音堂もとても立派なお堂で、道路側の壁に石像が祀られておりじっくりとお参りしたいスポットです。
残念ながら御本尊は拝めませんでしたが、扉の隙間からお賽銭を納めることができました。
長徳寺の御朱印
長徳寺では、以前は御朱印の授与がありました。
しかし現在は「しばらくの間御朱印は中止しています」という掲示がされています。
「大悲殿」の字が印象的な長徳寺の御朱印。
現在授与をお願いできないのは残念ですが、再開されるのが楽しみですね。
長徳寺のトイレ
長徳寺の境内には公共トイレがあります。
トイレが利用できる時間は8時~16時30分です。時間外はシャッターが閉められてしまいますので注意しましょう。
長徳寺のアクセス
川越観音長徳寺は川越の住宅街の中にあります。国道16号線(川越バイパス)から近いのですが、非常にわかりにくいところにあります。
先の住宅街の道は非常に狭くなっていますので気をつけましょう。
最寄りのバス停は西武バス「喜多院入口」で、下車後徒歩6分程度で長徳寺にアクセスできます。
長徳寺の駐車場・駐輪場
長徳寺には駐車場がありますが、寺院関係者・檀信徒専用となっています。
参拝客用には開放されていませんので、周囲のコインパーキングを利用しましょう。
自転車はお寺の入口の裏側に停めてありました。
長徳寺:各種情報
施設情報 | 長徳寺 |
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住所 | 〒350-0034 埼玉県川越市仙波町3丁目31-23 |
電話番号 | 049-222-2031 |
料金 | 拝観無料 |
駐車場 | 無料(寺院関係者・檀信徒専用) |