川越の伝統的な蔵造りの姿を残した古民家カフェ&雑貨店「百足屋(むかでや)」。
古き良き時代の情緒を残した空間で、川越のテイストを取り入れたスイーツやドリンクを楽しめるカフェです。
さらに、川越市指定文化財にも指定された店蔵では、可愛い和小物やお菓子など川越ゆかりのアイテムが販売されています。
この記事では、カフェでの実食レビューはもちろん、まるで昔にプチトリップしたような店内の様子も合わせてご紹介します!
この記事の目次
川越の古民家カフェ&雑貨店「百足屋」
百足屋は、川越のシンボルである時の鐘から徒歩4分の場所にあります。
一番街からやや外れた場所にあり、メインストリートに比べると少し落ち着いた雰囲気の通り。
そこに城下町の面影を残したまま佇んでいるのが「百足屋」です。
玄関から一歩入ると、すぐにレトロな空間がお出迎え。
まるでタイムスリップしたかのような気分に浸れます。
こちらはカフェの入口なので、ショップのみ利用する方はもう一つ右隣の扉から入りましょう。
カフェとショップは中で繋がっているので、カフェからショップへの移動も可能です。
百足屋の店内
昔のままの姿を残したカフェスペース
百足屋のカフェスペースは和風なので、靴を脱いでお邪魔します。
床は畳で、扉はふすまや障子。床の間には掛け軸や日本人形が飾られていて、とても昔懐かしい雰囲気を味わえます。
上の写真で奥に見えるのが「内蔵」。
分厚い扉の向こうは着物レンタルのスペースとなっています(メニューの章でご紹介しています)。
川越は大火により多くの建築物や文化財が燃えてしまった経緯を持ち、昔の人々はこうした大きな扉を設置することで耐火性を高めていたと店主さんが教えて下さいました。
さらに奥に進むと、個室風のスペースもあります。
予約すれば、川越の懐石料理ランチを取り寄せることもできるそう。
川越市指定文化財に指定されている店蔵
こちらの最も古い「店蔵」のエリアは、【川越市指定文化財建築物】に指定されています。
天井には大きな梁が渡っており重厚な雰囲気。可愛い雑貨類に紛れて、当時使われていた古道具やタンスなどレアなアイテムも並んでいます。
販売している雑貨について詳しくは下の「百足屋の和雑貨ショップ」の章でご紹介しています。
季節によって変わる花手水
百足屋の店内には、季節のお花を堪能できる「花手水」がたくさん飾られています。
生き生きとしたお花の美しさに思わずうっとり♡
特に玄関や中庭にはいくつも置かれており、どれもお花の配置が全く違うので見ていてとても楽しいです♪
ぜひあなたのお気に入りの花手水を見つけてみてください。
日本庭園風の中庭
カフェスペースに入る玄関の横には、中庭に入れる通路があります。
店内からも中庭を見ることはできますが、入ってみると雰囲気が違っておすすめ。
緑豊かで季節の花が咲いていて、季節の移ろいを楽しむことができます。
中庭のさらに奥の方には小さな社もありました。
何の神社なのか・どういう意味があるのかなど聞きそびれてしまったので、再訪した際にはぜひ尋ねてみたいです。
百足屋のメニュー
こちらが百足屋のメニュー。
川越抹茶をはじめとした日本茶・コーヒー・紅茶などのソフトドリンク、和菓子やケーキなどのスイーツがメインです。
自分で立てる河越抹茶と季節の上生菓子のセットは、お茶の点て方をDVDで学んでから自分で頂くそう。
茶道初心者の入門にもぴったりではないでしょうか♪
河越抹茶は、煎茶・薄茶・河越抹茶上撰などバリエーションが豊富。
季節のおすすめはクリームソーダです。
定番のメロンソーダはもちろん、山吹や蔵など川越ならではのカラバリが可愛い!
百足屋の着物レンタルプラン
百足屋では抹茶体験と着物レンタルプランがセットになったメニューもあります(要予約)。
さらに川越の「きものの日」にはドリンクが割引になるサービスも。
百足屋のカフェで和菓子と蔵ソーダを実食!
今回は、季節のおすすめ「クリームソーダ 蔵 -kura-(700円)」と上生菓子(300円)を頂きました。
見てください!ラムネやブルーハワイの青とは違う、この深いブルー。
濃い青色は、勇壮な蔵の色【江戸黒】をイメージしているそう。
お味はラズベリーやストロベリーなどのベリー系で、甘酸っぱくさっぱりとしていました。
上生菓子は、ドリンクに+300円でセットにすることができます。
今回の上生菓子は「牡丹」でした。ピンク色のコロンとしたフォルムがとっても可愛い♡
練りきりだけでなく、右上の芋けんぴまで付いてきます。この芋けんぴもカリッとして美味しい!
ショップでは芋けんぴ単品でも販売しているそうです。
百足屋の和雑貨ショップ
カフェの隣には和雑貨ショップも併設されています。
だるまや布小物、ヘアアクセサリーなど、可愛いアイテムがたくさん並んでいました。
お茶のドリップパックや芋けんぴなどはお土産にもよさそうです。
私が気に入ったのがこれ!
川越の山車全てをそれぞれ描いた「川越 山車ふせん」です。
自分の住んでいる町はどれかな?って探すのがとても楽しいのでぜひ。
私も早速、自分の町の山車を購入してしまいました!(場所は秘密です笑)
パッケージの裏には山車の由緒や歴史などが書かれており、ついコレクションしたくなりそうです。
まとめ
川越にある古民家カフェ&ショップ「百足屋」に行ってきました。
昔の面影を残す空間で、美味しいスイーツやドリンクをゆったりと楽しむことができるおすすめのスポットです!
さらに川越市指定文化財建造物の店蔵や美しい花手水も見ることができ、川越の良さをさらに知ることができました。
川越散策中にぜひ立ち寄ってみてくださいね!
百足屋:アクセス
本川越駅より徒歩12分百足屋:各種情報
施設情報 | 百足屋 |
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住所 | 埼玉県川越市松江町2丁目5-11 |
電話番号 | 049-292-0075 |
営業時間 | 11:30-17:00 |
営業期間 | 水曜定休日 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 百足屋HP |