川越にある行伝寺(行傳寺)は、日蓮宗のお寺です。
このお寺は基本的に観光向けの寺院ではありませんが、初詣の時期でしたので参拝・拝観することができました。
この記事では、行伝寺の見どころ・アクセス方法・駐車場についてご紹介しています。
この記事の目次
行伝寺の歴史
行伝寺は、徳治元年(1306年)に開かれた法華道場の小庵を受け継ぎ、大本山池上本門寺と本山鎌倉妙本寺の両山第四世「大鷲妙泉阿闍梨日山上人」の教化を受けた豪族上田氏一門により永和元年(1375年)に開創されました。
開基日山上人の後継には、両山第八世「大運阿闍梨日調上人」以後も代々すぐれた僧侶が住職になり、今日まで教えを絶やさず守り続けています。
創建の地は諸説ありますが、一説として天文年間に川越城の一郭であった松郷に所在したといわれています。
元和5年(1619年)、地域に起きた火災により寺院の建造物はことごとく焼失してしまい、現在の川越市末広町へ移転しました。
行伝寺の見どころ
本堂
行伝寺の見どころといえば、なんといっても本堂に施された見事な木彫りです。
屋根を見上げてみると、このように繊細で大胆な彫刻が施されており、その美しさと技術に感動してしまいます。
文化9年(1812)に現在の本堂が建立された際には、「良質な欅材を用いた見事な建造物」と寺院建築の専門家も称賛したそうです。
本堂には由緒伝統を示す宝物が数多く格護されていますが、それらは通常非公開となっています。
浄行菩薩像
行伝寺の境内には「浄行菩薩」の像がお祀りされており、直接お参りできるようになっています。
浄行菩薩とは、末法の世において教えを広め人々を救済するようにとお釈迦様から命じられた四菩薩のうちの一人です。
お題目を唱えながら浄行菩薩さまのご尊体を清水で洗うことにより、病気平癒や身体健全の願いが叶うとされています。
行伝寺の御朱印・お守り
行伝寺では御朱印・お守りのお授けは行っていません。
行伝寺のアクセス・駐車場
行伝寺の住所は「川越市末広町2丁目4-4-2」で、観光地として有名な蔵造りの町並みからほど近い場所にあります。
行伝寺のアクセス
- 西武新宿線「本川越駅」徒歩13分
- 東武東上線・JR埼京線「川越駅」徒歩24分
- バス停「E15:菓子屋横丁」徒歩3分
駅からは徒歩20分以上かかりますが、小江戸巡回バスを利用すればバス停「E15:菓子屋横丁」から徒歩3分ほどでアクセスすることができます。
また、行伝寺には参詣者専用駐車場が門を入った中にあります。
一時間以上の駐車の場合は申告が必要なので注意しましょう。
まとめ
法華経の教えが息づくこのお寺にいると、自然と心が穏やかになっていきます。
境内も落ち着いた雰囲気で、特に本堂の木彫りの装飾はとても見事で一見の価値ありです。
初詣の時期には、ぜひ行伝寺に訪れてみてくださいね。
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行伝寺:各種情報
施設情報 | 行伝寺 |
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住所 | 〒350-0064 埼玉県川越市末広町2丁目4-4-2 |
電話番号 | 049-222-2642 |
料金 | 拝観無料 |
営業時間 | 不明 |
営業期間 | 不明 |
駐車場 | なし |