大蓮寺は、川越にある浄土宗のお寺です。
大蓮寺には子育延命地蔵尊・聖徳太子孝養像・慈母観世音菩薩などが祀られており、見どころも様々。
そんな大蓮寺に実際に参拝しましたので、見どころ・アクセス方法・駐車場などを写真付きでご紹介しています。
大蓮寺:施設概要
大蓮寺の住所は「埼玉県川越市元町2丁目8-25」で、近くには髙澤不動尊があります。
境内には複数の末社があるなど賑やかなお寺です。
川越イチの観光地である一番街からもアクセスしやすく、散策中にふらっと立ち寄りやすい場所にあります。
無料の専用駐車場もあるので車で向かっても大丈夫です。駐車場の行き方については下で詳しく解説しています。
大蓮寺の歴史
大蓮寺は、永禄10年(1567年)8月12日に感譽上人(鎮蓮社感譽上人願故存貞大和尚)によって開山されました。
感譽上人は、永禄6年(1563年)から永禄9年(1566)のあいだ増上寺の十世として就任した後、大道寺駿河守政繁の母である蓮馨尼を弔うために大蓮寺を開山したといわれています。
蓮馨尼は川越に感譽上人を招き、同じく川越に存在する寺院である蓮馨寺や見立寺を創建した人物です。
蓮馨寺や見立寺について知りたい方は、ぜひ個別の記事をご覧ください。
どちらも、小江戸七福神めぐりにラインナップされているとても有名なお寺です。
▼蓮馨寺・見立寺の個別記事はこちら
大蓮寺の見どころ
本堂
大蓮寺のの本堂は、延宝年間(1673~1680年)に起きた火災により一度消失したという歴史があります。
消失してしまった本堂は川越城主・酒井河内守の支援を受け、直後に再興されました。
そして万延元年(1860年)にさらに再建が行われ、平成7年(1998年)に客殿が新築されました。
現在の本堂は再建されたこともありとても美しく、同時に歴史の重みも感じさせる落ち着いたたたずまいとなっています。
子育延命地蔵堂
子育延命地蔵には、その名のとおり子どもが心身ともに健やかに成長し、長生きするようにとの思いが込められています。
このお地蔵様は大正2年に、大蓮寺の二十三世・玄譽存龍上人が富士山での三年間の荒行を終えた暁に大本山増上寺より賜ったものです。
お堂までの小路は旗が掲げられており、赤い布に「子育延命地蔵堂」の文字が目印になっています。
六地蔵
大蓮寺には子育延命地蔵だけでなく、墓地の入口に六地蔵も祀られています。
六道の思想に基づき、左から、地獄・畜生・餓鬼・阿修羅・人間・天という六体が並べられています。
この6人の神様が、それぞれの苦しみの世界(道)から救ってくれると考えられています。
前を通りかかったら、ぜひ手を合わせてみましょう。
大蓮寺と六塚神社
菓子屋横丁の近くにある六塚神社には、琴平神社・三峯神社・八幡神社という3つの末社が祀られています。
その3つの末社は明治初期まで約200年以上大蓮寺に祀られていましたが、明治時代に発令された神仏分離令により六塚神社に合祀され現在に至ります。
現在でも、六塚神社に訪れると3つ全ての末社を拝観することができます。
六塚神社について詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください(末社の写真も掲載しております!)。
▼六塚神社の個別記事はこちら
大蓮寺のアクセス
大蓮寺のアクセス
- 西武新宿線「本川越駅」徒歩17分
- 東武東上線・JR埼京線「川越駅」徒歩29分
- バス停「E15:菓子屋横丁」徒歩2分
大蓮寺は各駅から離れた場所にありますので、「小江戸巡回バス」を利用すると便利です。
大蓮寺の駐車場
大蓮寺には無料の専用駐車場がありますが、本堂の正門とは逆方向にありますので注意しましょう。
川を渡って本堂の後方(北側)へぐるりと回ったところに駐車場があります。
この駐車場には50台駐車できます。
上の写真のように、「大蓮寺 駐車場」という看板がありますので目印にしてください。
また、体が不自由な方は正門近くの駐車場が利用できます。
まとめ
大蓮寺には長い歴史があり、子育延命地蔵堂や六地蔵などの見どころがたくさんあるお寺です。
さらに、六塚神社に末社があるなど他の神社仏閣との関係も深く、大蓮寺について知るだけで川越の歴史について深く知ることができます。
川越に来た際はぜひ大蓮寺を拝観してみてくださいね。
▼大蓮寺の近くにあるおすすめスポット
大蓮寺:各種情報
施設情報 | 大蓮寺 |
---|---|
住所 | 〒350-0062 埼玉県川越市元町2丁目8-25 |
電話番号 | 049-222-3990 |
料金 | 拝観無料 |
営業時間 | 不明 |
営業期間 | 不明 |
駐車場 | 無料50台 |
ウェブサイト | 大蓮寺HP |